ガラスフュージングを、できるだけ手軽に始めてみたいと思いませんか?
手軽に始める方法として、電子レンジを使ったアートボックスと小型電気炉の2種類があります。
結論から言いますと、アートボックスよりも小型電気炉の方がいいと思います。
なぜなら、電気炉の方が複雑なガラスを作りやすいからです。
私は、安く抑えるためにアートボックスを購入してガラスが溶けるのを楽しんでいました。
しかし、ガラスが生焼けになったり溶けすぎたりという問題がありました。
また、複雑な形も作ってみたくなり、温度制御のしやすい小型電気炉を購入しました。
こちらはアートボックスと小型電気炉を比較した表です。
この記事では、アートボックスと小型電気炉を比較した結果を紹介します。
商品名 | アートボックス・ ミニ5ェもん | 電気炉 PETIT プチ |
価格 | 12,100円 | 61,376円 |
炉内サイズ | 径70mmx高40mm | 幅85×高60×奥行120mm |
温度制御 | 難しい | 簡単 |
使用1回あたりの消費電力 (出力×加熱時間 ×25円/1kWhで計算) | 約1.5円 500W×7分 ×数回(生焼けの場合) | 約4.8円 380W×30分 |
おススメポイント | 手軽にガラスを 溶かしてみたい人 | 複雑な形状の ガラスを作りたい人 |
価格は5ェもんの方が安い
手軽に始めたい、ガラスを溶かして単純な形状で十分という方は5ェもんでいいかもしれません。
5ェもんは1万円くらい、小型電気炉は6万円くらいです。
焼けるサイズは同じくらい
炉内に入るサイズはどちらも同じくらいです。
どちらも2cmのものが4~6個程度入ります。
温度制御は電気炉の方が簡単で確実
ガラスの溶ける温度は700~800℃くらいです。
こちらは5ェもんでリング状のものを焼成してみた結果です。
500Wの電子レンジで6分くらいでのぞき穴からオレンジ色の光が見えたら電子レンジを止めました。
5エもんでは生焼けや溶けすぎ(変形)が発生しやすいようです。
焼成具合確認
こちらは小型電気炉でリング状のものを焼成してみた結果です。
温度制御もしてくれるようで、変形は少なく焼けました。
消費電力は若干アートボックスの方が少ない
使用1回あたりの消費電力を計算してみました。
計算方法は、装置の出力×加熱時間×電力量料金です。
- アートボックス:500W×7分×25円/1kWh=約1.5円
- 小型電気炉:380W×30分×25円/1kWh=約4.8円
実際はアートボックスは生焼けだったらもう一度加熱したりするので1回あたりの消費電力はほぼ同じくらいだと思われます。
まとめ
今回は、アートボックス・ミニ5ェもんと電気炉PETITプチを比較しました。
複雑なガラスを作るためには電気炉を購入することをおすすめします。
商品名 | アートボックス・ ミニ5ェもん | 電気炉 PETIT プチ |
価格 | 12,100円 | 61,376円 |
炉内サイズ | 径70mmx高40mm | 幅85×高60×奥行120mm |
温度制御 | 難しい | 簡単 |
使用1回あたりの消費電力 (出力×加熱時間 ×25円/1kWhで計算) | 約1.5円 500W×7分 ×数回(生焼けの場合) | 約4.8円 380W×30分 |
おススメポイント | 手軽にガラスを 溶かしてみたい人 | 複雑な形状の ガラスを作りたい人 |
より大きいものを作りたくなったらもう少し大きい電気炉を購入したいところですが10万円を超えるようだと厳しいですね(泣)
より複雑なものに挑戦したい方はぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
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